中村藩の炮術・関流炮術を中心として/関流炮術という武芸に焦点を当て火縄銃の工芸的側面や中村藩士たちの姿なども含めてご覧いただきたい

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	中村藩の炮術・関流炮術を中心として/関流炮術という武芸に焦点を当て火縄銃の工芸的側面や中村藩士たちの姿なども含めてご覧いただきたい平成15年。48P　カラー　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか陸奥国中村藩の炮術といいますと、慶長19年(1614) 大坂の役にあたり初代藩主相馬利胤が、武者・旗・御持筒三奉行の下に鉄炮などで武装した組をひきいて従軍しています。近世当初、砲術が欠かせなかったことがわかります。やがて慶安末年から承応元年(1651~1652)の変革期、江戸幕府は慶安事件(いわゆる由比正雪の乱)をきっかけにきびしい武断政治からゆるやかな文治政治へ大転換しますが、ちょうどその時中村藩も、末期養子の許可により急きょ第3代藩主となった相馬忠胤か、民政だけでなく藩政全般にわたって改革を行います。かれはそのことにより「名君」の名をほしいままにするのですが、その一環として軍事面では今回のテーマの「関流炮術」を導入しました。さてその「関流炮術」とは、上総国久留里藩の土屋屋、のちに土浦藩の土屋家に仕えた関八左衛門之信を流祖とする火縄銃による炮術で、全国各地の藩から多くの門弟を集めて繁盛した江戸時代の有名な武芸の流派のひとつです。藩主相馬忠胤は久留里十屋家から養子入りしたわけですから、その時この炮術が中村藩に伴入されたのはごく自然ななりゆきでした。しかしその後さらに流祖関之信を野馬追に招くなどしています。この炮術の導導入により藩士の武芸は術・心両面でいちだんと深まったと思われますが、単に藩士の武芸以上に藩として積極的にこの武芸をとり入れようとした姿勢がうかがわれます。公国的に幾多の武芸・流派の興亡がみられた江戸時代、中村藩士たちはこの炮術をどのように継承していったのでしょうか。今企画展では、土浦の関家および中村藩に伝わる資料を中心に、泰平の江戸時代、中村藩の「武」の一翼をになった「関流炮術」という武芸に焦点を当て、火縄銃の工芸的側面や、修行に励み術を練った中村藩士たちの姿なども含めてご覧いただきたいと思います。上記の承応元年から昨年までちょうど350年でしたが、「関流炮術」は、今もなお宗家を中心として連綿としてうけつがれています。宗家第11代当主関正信様には、貴重な収蔵品の展示などありがたいご協力をいただきました。この企画展を開催するにあたり、ご指導ご協力いただいた多くの関係者の方々、関係機関、ご後援を賜った報道機関各社に深く感謝申し上げます。お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。ゆうぱっくでの発送となります。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、小汚れ、ややしみ。ページ小黄ばみ。理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。412643

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