榎俊幸作品集・1986-2002・ENOKI TOSHIYUKI WAORKS/署名/私にとって初の作品集出版・私が絵描きとして歩んできた17年間の道のりを振り返る

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	榎俊幸作品集・1986-2002・ENOKI TOSHIYUKI WAORKS/署名/私にとって初の作品集出版・私が絵描きとして歩んできた17年間の道のりを振り返る 2003年　80P　巻頭に献呈署名　印刷のはがき1枚付属　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。物のかたちを描き、色を用いることでは西欧の絵も日本の絵も同じだが、西欧の絵画は音楽の変種であり、日本の絵画は書の変種であるといわれる。西欧画の色彩は、音楽の音階のように表現のいのちだが、日本のそれは意匠である。自然主義も印象派も、自然を白日のもとにさらした、闇をもたない光の世界だ。裸婦も同断。しかし、真の自然は夜と闇をもっている。そして真の人間は無意識を生きている。榎俊幸が呼応したのは、真の自然であり、眠りのなかでも働いている画家の遺伝子の世界である。この神の囁きを聴く呼応感覚は、西欧の音楽にひかれ、日本の意匠に導かれ、西にたばかることも、東に与することもなく、国境などひと跨ぎして、絵に浸透した。音楽の背後に山水がある。聖画の後方に仏画がある。南蛮画も平家納経も、花鳥風月も。榎俊幸は画布を耕し、絵具を耕したが、何よりも西欧と東洋を耕してみずからの独自な神話をつくっている。みずから隠れ、みずから顕われることをあわせもったこの絵こそ自分の住処なのである。生は死によって証明されるほかはない。死は生の証しとなるが、画家は絵によっていのちの輝きを残す。短文では抽象にすぎるしかないが、榎俊幸の世界は、意味でなく、思想でなく、いや、イメージでも、象徴でもなく、そのような事実的、内容的なものをむしろさけて、無意識のなかにとくとくと水が音楽をして充たしてくるような「絵ごころ」とでもいうよりほかないものが、確かに在る、という美だと思う。まだ見果てぬ「夢中開花」。ありがとう。お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、表紙下部・裏表紙やや色あせ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。232742新

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