伊勢物語絵/伊藤敏子/定価28000円/歌人在原業平の歌を軸として成立した歌物語・伊勢物語による絵画を集大成しその伝流と享受の歴史を探る

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伊勢物語絵/伊藤敏子//歌人在原業平の歌を軸として成立した歌物語・伊勢物語による絵画を集大成しその伝流と享受の歴史を探る

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	伊勢物語絵/伊藤敏子//歌人在原業平の歌を軸として成立した歌物語・伊勢物語による絵画を集大成しその伝流と享受の歴史を探る昭和59年　286P＋解説186P　ゆうメール・レターパック規格外　　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。はじめに『伊勢物語』は歌人在原業平の歌を軸として成立した歌物語である。現存する伝本の大半は百二十五段の短篇から成り、各段の物語には長短があるが、全体としては、ある男の初冠から臨終にいたるまでの一代記として構成されている。各段は一首乃至は数首の和歌を中心として、その詞書の部分を物語風に発展させ、一つの物語としてまとめられている。中心となる章段の歌は、業平の歌が大半を占め、歌の抒情と、簡潔な文体の叙景がみごとに調和して、勝れた物語を作り上げている。王朝の物語は絵画化され、絵と共に読み鑑賞された。『伊勢物語』も、それに先立って成立した『竹取物語』も、絵画化されていた。一流の画家が絵を描き、能書家が詞書を書いて、装演を凝らしたすばらしい絵巻物であった。それらの絵巻物は、後宮の女性たちにもてはやされ、紫式部もそれを鑑賞している。『源氏物語』の随処に絵画化を意識した部分があり、また構想にも『伊勢物語』の影響が少なからず見られるのである。『枕草子』や『更級日記』にも『伊勢物語』の名がみえる。おそらく作者たちも『伊勢物語』の絵巻を鑑賞したことがあったのであろう。「『伊勢物語』は和歌が盛んになるにつれて、「誰かは世にあるばかりの人の高き、下れるも、少し物おぼゆるほどの人、伊勢、大和など見おぼえぬやは侍る」(『無名草子』)と、文化人の必読書として広く愛読された。その頃には、藤原定家が校訂した定家本をはじめ、古本や異本など、多種の伝本が存在していたのである。絵巻物も古本を伝写するものや、本文の異同に従って画面に手を加えたもの、あるいは異本によって制作されたものなど、本文と密接な係りをもって変化している。お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱小傷、小汚れ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。170882

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