大日本史紀伝志表撰者考/吉田一徳/紀伝志表の選者並びに校正者の究明は今日迄何人も手をつけず全く未開拓のままに放置されていた状態である

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	大日本史紀伝志表撰者考/吉田一徳/紀伝志表の選者並びに校正者の究明は今日迄何人も手をつけず全く未開拓のままに放置されていた状態である昭和40年　811P　　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。序にかえて本書は題して「大日本史紀伝志表撰者考」というが、またの名を「大日本史成立過程の研究」と称してもよいと思う。論文初稿は昭和三十五年四月に一応完成したが、その後増補改訂を加えたのが本書である。今更申す迄もなく大日本史は近世編纂史書では最も学術的価値の高いものと評価され、世間では殆んど知らぬ者がない程有名となっているが、紀仁志表2項目を分担した者は誰々であろうか。編纂に生涯を傾倒した学徒は誰々であろうかという段になると、実して何人位の学徒が後者個々人の名を挙げ得るであろうか。彰考館に招聘された学徒は「史館名等」や「史林年表」をみれば解るが、一体実質的奏者達は誰々であろうかとなると、なかなか解明し難いのである。何しろ明暦三年(む)から明治三十九年(一九)にいたるまで二百五十年間の継続的大事業なれば、編纂に関与した学徒達は甚だ多いのであるが、紀伝志表の選者並びに校正者の究明は今日迄何人っ手をつけず、全く未開拓のままに放置されていた状態である。すなわち浅学菲才を顧みず救えて本書を著わした所以である。何はともあれ、水戸姜公徳川光圀が大日本史編纂の大業を開始するっ史臣を派遣して広く全国的に史料を探訪し、あるいは極力多くの美本を克実し、ならの書こち対して校訂を厳正籍名にし、あるいは古文書古記録の価値的吟味を厳密に行ない、着実な実証的研究法に立脚して真実歴史を究明し、問題点は史館学徒衆の甲論乙闘、丙議丁部にかけてく至当に帰せしめ、中清書がなれば、更に校正動樹の筆を加えしめ、何回も校訂を繰返して最後に本当の浄書稿本が成ったのである。お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ、小破れ。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。463473

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